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ブログとコラム

音楽を聴かない人が増加…

投稿日時:2016年5月12日 カテゴリー:コラム

「そもそも音楽は儲からない」、「一番やりたいこと仕事が一番儲からない」

こう思えば気も楽ですが、実際そういうものです。今回はジャズ、クラシックの話も引き合いに出します。

音楽業界が不況という事実はすっかり浸透しました…
しかし、動画やストリーミングサービスを楽しむ人がいるので、音楽の存在の大きさは何も変わっていない!と思っていましたが、もしかしたら違うのかもしれない…
そんなデータがこちら。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/fuwaraizo/20160407-00056129/

上記を見るのが面倒な方の為にザックリ説明しますと、各世代別で下記を調べたデータです。

  1. 有料聴取層「お金を出して音楽を楽しむ人」
  2. 無料聴取層「お金は出さないけど、テレビ、動画等で楽しむ人」
  3. 無関心層(既知楽曲のみ)「お金は出さず、前から知っている曲しか聴かず、新曲はテレビ等でも聴かない」
  4. 完全な無関心層「そもそも音楽を聴かない。まさに音楽に無関心な人」

着目するのは、「完全な無関心層」。この層が2015年に大きく増えています。元々増えていた層ですし、統計では2013年から2015年に飛んでいるので、余計増えたようにも見えますが。
30代では約32%、40代と50代では約43%、60代では約47%が完全な無関心層です。
また、若い子は全然音楽離れしていないかと言うと、そうではなく徐々に増えています。日本はまだCDが売れているコンテンツがあるだけで、無料は避けられませんから、動画やストリーミングで楽しむ層が増えるのは悲観的なことではないと思います。
ですが、完全な無関心層が増えるのは危惧すべき問題です。
その分、有料聴取層が増えていれば良いですが、これも減っていますし、無料で楽しむ人が一気に増えたわけでもないので、単純に音楽離れした状態です。
音楽が無料になっても、音楽家に正当なお金が入るなら良いですが、まだそこは課題が残る点。
ここがクリアにならないと音楽家が音楽できません。良質な音楽が生まれない、売上も減る、無関心層が増える、という悪循環となります。冒頭の話ですが、そもそも音楽は儲かりません。以前のPops業界がバブルだっただけです。
下記、クラシックの演奏者の記事が面白かったので転載します。
あまり知られていないクラシックのお金の話が書いてありました。

http://circus-magazine.net/posts/1090

クラシックのコンサートに訪れる日本人の割合は、わずか約6%らしいです
優雅に思えるかもしれませんが、実際は厳しいのですね。Jazzにしても同様でしょう。
Jazzバーという仕組みがありますが、ワンナイト1万円以上のギャラがあるお店もありますが、2000円の演奏料というお店もあります。
当然毎日あるわけではありませんから、これだけで生活するのは厳しいです。別の仕事をするか、講師業で生計を立てるのが一般的ですね。

演奏者はステージで活躍したい。クリエイターは創作で活躍したい。
でも経費や時間給で考えると利益が低い事が多々。講師業のが収入になったりします。
一番やりたい仕事が一番お金になりません。
この辺のバランスの取り方は、昔から音楽家の悩みの種ですが、近年は更にそうなっています。

今回は現実的な話ばかりでしたが、やはり、音楽の価値は変わらない。そう思いたいです。
その為に日々精進するのが音楽家の努め。音楽の価値が下がってしまうとしたら、音楽家がそれを怠った時なのかもしれませんね。

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